2008-07-07(Mon)
「低炭素社会」を知らない67.3%
タイトル通りのアンケート結果をニュースでやっていました。福田首相が福田ヴィジョンで使った言葉だそうです。「低炭素社会」という言葉の内容を知らないと環境に関心がないとでも言いたいのでしょうか。洞爺湖サミットを知らないのなら関心がないと言えるかも知れませんが、そうではないように思えます。そもそも「低炭素社会」という言葉が私は変だと以前から思っています。炭素は元素ですぞ。元素に低いも高いもあるものですか。炭素繊維やダイヤモンドは温暖化に直接関係ありませんよ。ネーミングが間違っていれば印象に残らないというものだと思います。尤も「二酸化炭素低排出社会」では語呂が悪すぎるとは思いますが。
話題を変えて、最近アメリカのバイオエタノール推進の流れがおかしくなってきました。そもそも中東に弱みを握られたくないアメリカは、中東の石油からの脱却を計るという戦略的な決断でしょう。おまけは、ブッシュの地元の農家への補助金で、環境問題云々はそのまたおまけです。すると、
政治的に中東に振り回されたくない
→中東の石油からアメリカ国内のエタノールに
→食糧としてのトウモロコシが減る
→食糧輸出が減る
→食糧の輸出先への影響力が減る
→食糧援助で影響力を保つ
→結局輸出量は大して減らない
→アメリカ国内の食用トウモロコシが減る
→食料品・飼料価格が上がる
→中流・下流の国民の不満が募る
→バイオエタノールを推進すると選挙で負ける?
→マケインもオバマも政策転換を臭わせている
→政策転換?
短期では、大した技術革新はないので、エタノールにするか、食糧・飼料にするかの「選択」でしかありません。食糧からエタノールへの選択変更をしたら、供給が減少する方(食糧)の価格が上がるというのは当然の流れでしょう。従って大統領選挙後は、バイオエタノール推進は頓挫というシナリオではないかと思います。如何でしょう?
話題を変えて、最近アメリカのバイオエタノール推進の流れがおかしくなってきました。そもそも中東に弱みを握られたくないアメリカは、中東の石油からの脱却を計るという戦略的な決断でしょう。おまけは、ブッシュの地元の農家への補助金で、環境問題云々はそのまたおまけです。すると、
政治的に中東に振り回されたくない
→中東の石油からアメリカ国内のエタノールに
→食糧としてのトウモロコシが減る
→食糧輸出が減る
→食糧の輸出先への影響力が減る
→食糧援助で影響力を保つ
→結局輸出量は大して減らない
→アメリカ国内の食用トウモロコシが減る
→食料品・飼料価格が上がる
→中流・下流の国民の不満が募る
→バイオエタノールを推進すると選挙で負ける?
→マケインもオバマも政策転換を臭わせている
→政策転換?
短期では、大した技術革新はないので、エタノールにするか、食糧・飼料にするかの「選択」でしかありません。食糧からエタノールへの選択変更をしたら、供給が減少する方(食糧)の価格が上がるというのは当然の流れでしょう。従って大統領選挙後は、バイオエタノール推進は頓挫というシナリオではないかと思います。如何でしょう?
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