2009-06-11(Thu)
ネットブックをお金をかけずに高速化
ネットブックって動作が遅くありませんか。そんな時のための高速化についてです。無料の方法ですが、結果は自己責任ですので、データが飛んだ、却って遅くなった、パソコンが壊れたなどの苦情について私は責任を持てませんのであしからず。
私がネットブックを使っていて感じた動作の遅い理由は、ハードディスクです。CPUも速くはないのですが、ハードディスクから情報がなかなか送られず、送られてからCPUが処理することが、遅い理由であると思われます。そこで、頻繁にアクセスするデータで保存する必要のないキャッシュの類を、ハードディスクではなくメモリー(RAMディスク)に移してしまおうというものです。もしかするとSSDのネットブックに対しても長寿命化、高速化について有効かもしれません。
私が使っているネットブックは工人舎のSCシリーズです。ネットブックですので、本来、規格の上限である1GBのメモリーです。しかし、この機種は2GBまで増設できる様ですので、2GBにしてあります(すべてのSCシリーズが増設可能なのかはわかりません)。VIA EDEN 733MHzのメモリー512MBという、より非力なマシンでも試しましたが、体感速度は速くなったように思われます。そもそもWindowsXPは256MB程度で動いていたはずですので、32Mや64MをRAMディスクで取られても、メインメモリー減少の悪影響はさほどないと思われます。
本題に入りますが、順序としては、1.RAMディスクを作成する、2.TEMPファイルをRAMディスク上に設定する、3.インターネットエクスプローラー(以下IE)のキャッシュをRAMディスク上に設定する、の順です。
注意点ですが、RAMディスクは、高速ですが、揮発性メモリーなので電源を落とせば消えてしまいます。あまり考えられませんが、TEMPファイルやキャッシュに重要なデータが書き込まれるような使い方をしている方には不都合ですので利用しない方が良いと思われます。
――――――――――――――――――――――
1.RAMディスクを作成する
32bit版Vistaの余ったメモリー領域をRAMディスクで活用 でWindows Vistaへのインストールについては書いています。その中で触れているレジストリーを書き換える部分は、4GBのメモリーを使い切る為に必要な設定ですので、1GBや2GBのネットブックには必要ありません。そして、ネットブックはWindowsXPが多いので、XPについて書きます。Vistaとインストール方法はほとんど同じですが、もともとXP用のソフトですのでXPへのインストールの方が問題は少ないように思われます。
こちらのサイトにRAMディスクを作るフリーソフトがあります。若干不安感を覚えるサイトですが、半年くらい使っていたところ特に問題は起こっていないのでたぶん大丈夫でしょう。
ダウンロードしたrramdisk.zipを適当なところに解凍します。解凍ソフトがなければ、Windowsで開いて、適当に名前をつけたフォルダーにコピーすれば十分だと思います。
「Install Ramdisk」をクリックします。
暫く待ちます。
R以外のドライブ名や容量を指定する必要があれば指定します。必要なければそのまま「OK」を押せば終了です。
2GBのマシンでしたので128Mにしましたが、512MBのVIA EDEN 733MHzのマシンで64Mでも試しましたが効果はあったように思えます。IEのキャッシュをそれほど必要としないのでしたら64Mで十分かもしれません。
――――――――――――――――――――――
2.TEMPファイルをRAMディスク上に設定する
コントロール パネル-システム-詳細設定-環境変数にTEMPとTMPを設定する箇所がありますので、両方とも「R:\」に変更します(RAMディスクをRドライブにした場合)。
――――――――――――――――――――――
3.インターネットエクスプローラー(IE)のキャッシュをRAMディスク上に設定する
ツール-インターネット オプションの「インターネット一時ファイル」の「設定」-「フォルダの移動」でRドライブと確保する容量(この場合16M)を指定する。再起動すれば消えてしまうので8Mでも問題ないと思われます。SleipnirやFirefoxなどでも同じようなものです。



RAMディスクをインストールした当初は、ノートパソコンに4GB積んでみたものの2.6GBくらいしか使えないので、何か有効活用する方法はないものかと思っていました。もちろん、そのような使い方もありますが、その時点では、とりあえず作っただけで、消すのが面倒などうでもいいファイル置き場と、B's RecorderでCDを焼くときの一時ファイル置き場にしかなっていませんでした。TEMPファイルに用いてからは、ハードディスクの時と動作の体感速度がまるで違います。とは言え、体感速度だけ言っていても客観性がないので、気が向いたらベンチマークでもしてみようと思います。
私がネットブックを使っていて感じた動作の遅い理由は、ハードディスクです。CPUも速くはないのですが、ハードディスクから情報がなかなか送られず、送られてからCPUが処理することが、遅い理由であると思われます。そこで、頻繁にアクセスするデータで保存する必要のないキャッシュの類を、ハードディスクではなくメモリー(RAMディスク)に移してしまおうというものです。もしかするとSSDのネットブックに対しても長寿命化、高速化について有効かもしれません。
私が使っているネットブックは工人舎のSCシリーズです。ネットブックですので、本来、規格の上限である1GBのメモリーです。しかし、この機種は2GBまで増設できる様ですので、2GBにしてあります(すべてのSCシリーズが増設可能なのかはわかりません)。VIA EDEN 733MHzのメモリー512MBという、より非力なマシンでも試しましたが、体感速度は速くなったように思われます。そもそもWindowsXPは256MB程度で動いていたはずですので、32Mや64MをRAMディスクで取られても、メインメモリー減少の悪影響はさほどないと思われます。
本題に入りますが、順序としては、1.RAMディスクを作成する、2.TEMPファイルをRAMディスク上に設定する、3.インターネットエクスプローラー(以下IE)のキャッシュをRAMディスク上に設定する、の順です。
注意点ですが、RAMディスクは、高速ですが、揮発性メモリーなので電源を落とせば消えてしまいます。あまり考えられませんが、TEMPファイルやキャッシュに重要なデータが書き込まれるような使い方をしている方には不都合ですので利用しない方が良いと思われます。
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1.RAMディスクを作成する
32bit版Vistaの余ったメモリー領域をRAMディスクで活用 でWindows Vistaへのインストールについては書いています。その中で触れているレジストリーを書き換える部分は、4GBのメモリーを使い切る為に必要な設定ですので、1GBや2GBのネットブックには必要ありません。そして、ネットブックはWindowsXPが多いので、XPについて書きます。Vistaとインストール方法はほとんど同じですが、もともとXP用のソフトですのでXPへのインストールの方が問題は少ないように思われます。
こちらのサイトにRAMディスクを作るフリーソフトがあります。若干不安感を覚えるサイトですが、半年くらい使っていたところ特に問題は起こっていないのでたぶん大丈夫でしょう。
ダウンロードしたrramdisk.zipを適当なところに解凍します。解凍ソフトがなければ、Windowsで開いて、適当に名前をつけたフォルダーにコピーすれば十分だと思います。
「Install Ramdisk」をクリックします。
暫く待ちます。
R以外のドライブ名や容量を指定する必要があれば指定します。必要なければそのまま「OK」を押せば終了です。
2GBのマシンでしたので128Mにしましたが、512MBのVIA EDEN 733MHzのマシンで64Mでも試しましたが効果はあったように思えます。IEのキャッシュをそれほど必要としないのでしたら64Mで十分かもしれません。
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2.TEMPファイルをRAMディスク上に設定する
コントロール パネル-システム-詳細設定-環境変数にTEMPとTMPを設定する箇所がありますので、両方とも「R:\」に変更します(RAMディスクをRドライブにした場合)。
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3.インターネットエクスプローラー(IE)のキャッシュをRAMディスク上に設定する
ツール-インターネット オプションの「インターネット一時ファイル」の「設定」-「フォルダの移動」でRドライブと確保する容量(この場合16M)を指定する。再起動すれば消えてしまうので8Mでも問題ないと思われます。SleipnirやFirefoxなどでも同じようなものです。
RAMディスクをインストールした当初は、ノートパソコンに4GB積んでみたものの2.6GBくらいしか使えないので、何か有効活用する方法はないものかと思っていました。もちろん、そのような使い方もありますが、その時点では、とりあえず作っただけで、消すのが面倒などうでもいいファイル置き場と、B's RecorderでCDを焼くときの一時ファイル置き場にしかなっていませんでした。TEMPファイルに用いてからは、ハードディスクの時と動作の体感速度がまるで違います。とは言え、体感速度だけ言っていても客観性がないので、気が向いたらベンチマークでもしてみようと思います。
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